■ 安定度NO.1!企業勤務でも独立開業してもOKな資格!
社会保険労務士

●社会保険労務士とは
【仕事内容】
社会保険労務士は「保険」「年金」「労務・人事管理」を専門的に扱う国家資格です。
具体的には、このようなことをします。
<1・2号業務>
①行政機関に提出する書類作成や手続き
②労働保険、社会保険の加入や脱退の手続き、
または保険給付の手続きや各種助成金の請求
③就業規則の作成・届出や労働者名簿の作成など
<3号業務>
①労働条件に関する相談や指導
②雇用管理や賃金制度についての相談や指導
③従業員の年金相談など

このように、社会保険労務士の仕事は、書類作成と手続きをする1・2号業務と、
相談や指導をする3号業務に分けられます。

【就職先】
社会保険労務士の特長は、他の国家資格業種に比べて
企業勤務の割合が高い
ことです。
企業に就職した場合は、人事部、総務部に所属し、
労働社会保険や年金などの書類作成や提出、就業規則の作成や変更などを行います。
会社員が勤務社会保険労務士になるケースとしては、
もともと人事部や総務部に所属していて、
スキルアップの一環として資格を取得するということが多いですね。
また、社会保険労務士の資格を持っていることで、
リストラに合いにくいという利点があります。
独立開業した場合は、顧問先の人事・労務管理や給料計算などが主な仕事
顧問契約を結び、毎月定額の顧問料をもらいます。
最近の傾向では、個人向けに助成金請求の仕事を行う社会保険労務士も増えてきています。

【こんな人におすすめ!】
●数字に強く、細かい作業が好きな人
●企業の人事部や総務部に勤めていてスキルアップをしたい人
●コミュニケーション能力が高い人
●真面目な人

給料や保険料の計算をする必要があるので、
数字に強くて細かい作業が好きであるということは、必須項目ですね。
また、人事や労務管理についての適切なアドバイスも求められるので、
コミュニケーション能力が高く、信頼を得られる人柄の人が向いているといえます。

 

●年収と将来性
【年収】
社会保険労務士の年収は、勤務社会保険労務士と開業社会保険労務士とでは、違います。
勤務社会保険労務士の年収
一般企業の人事部や総務部に社会保険労務士として就職する場合は、
その企業の給料体系で年収が決まってきます。
一流企業では、資格を取得してあたり前と考えられるため、
残念ながら一時金くらいしか出ませんが、中小企業だと、資格手当として
給料+1万~5万は見込めるでしょう。
とはいえ、元々の給料に資格手当が付くだけなので、勤務社会保険労務士の年収は、
一般の会社員とあまり変わらない
と思っていた方がよいと思います。
ちなみに勤務社会保険労務士の年収の平均は603万円(平成20年度)。
高いか低いかは…どうでしょう。

開業社会保険労務士の年収
開業社会保険労務士の主な収入は「顧問報酬」と「スポット報酬」に分かれます。
具体的には、
●顧問報酬
・労働保険に関する書類作成や手続き。
・給料計算などの業務代行。
・就業規則の作成や変更など。
・労務相談や年金相談等。
この場合の報酬は、社員数によって異なりますが、私の事務所を例にすると、
社員数が10人以下の場合(顧問契約と給料計算)⇒55,000円。
社員が10人増えるごとに30,000円ずつアップしていきます。

●スポット報酬
・社会保険の加入・廃止手続き
・就業規則の作成・変更
・助成金の申請
・賃金規定や退職規定の作成
内容にもよりますが報酬料は30,000円~100,000円です。

顧問報酬は毎月の固定収入なので、顧問契約が多ければ多いほど、
社会保険労務士として年収が高くなる
といえます。
また、個人向けの助成金申請なども並行して行うケースが多いようです。

【将来性】
経済不況が続くいま、社会保険労務士の将来は明るいのでしょうか。
答えは…断然明るいといってもよいと思います。
後期高齢者医療制度など、高齢化社会による年金や健康保険の改正、
また崩壊していく年金制度やアルバイト・派遣社員などの雇用問題の増加など、
いまの日本にとって「保険」「年金」「労務・人事管理」の適切なアドバイスができる
スペシャリストが必要とされています。社会保険労務士の需要や重要性は増すばかりです。
景気に左右されない資格だといえますね。

 

●合格率と難易度
【合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

平成30年度

38,427

2,413

6.3%

平成29年度

38,685

2,613

6.8%

平成28年度

39,972

1,770

4.4%

平成27年度

40,712

1,051

2.6%

平成26年度

44,546

4,156

9.3%

平成25年度

49,292

2,666

5.4%

平成24年度

51,960

3,650

7.0%

平成23年度

53,392

3,855

7.2%

平成22年度

55,445

4,790

8.6%

平成21年度

52,983

4,019

13.1%

平成20年度

47,568

3,574

7.5%

10%を大きく超えているのは、平成21年度くらいですね。
それ以外はほぼ10%以下という厳しい数字です。
なぜこんなに合格率が低いのかというと、社会保険労務士試験の出題範囲は広く、
複雑な応用問題も多数出題される
からです。
さらに保険関係の法律は、頻繁に法改正が行われますので、
常に最新の法令を知っておかなければなりません
そしてその部分は、必ずといってもいいほど、毎年試験に出題されるのです。

ちなみに私は法学部出身ですが、社会保険労務士になるまでは2年かかりました。
その間、1日も休まず毎日2~3時間は勉強していましたね。
私の友人は法律初学者で、社会保険労務士に向けて日々勉強をしていますが、
5年経ったいまもまだ合格はしていません。
それだけ、難易度がとても高い試験なので、それ相当の覚悟で望んだ方が良いと思われます。

私は「フォーサイト」という通信講座を受講し、2年目で合格できました。
受講料は54,800円~と低価格なのに、教材はしっかりしていて、
受講者の合格率はとても高いのです。ぜひ、おすすめします。
フォーサイト http://sharoushi-tsusin.com/

●試験概要
【受験資格】
①大学の一般教養科目終了者または短期大学・専門学校・高等専門学校を卒業した者。
②国家試験(国家公務員採用Ⅰ種やⅡ種など)に合格した者
③社会保険労務士(もしくは法人)・弁護士(もしくは弁護士法人)に3年以上従事した者。
④労働組合の職員(または法人)・労働社会保険諸法令に関する事務に3年以上従事した者
⑤行政書士の資格を有する者

【試験日】
毎年8月の第4日曜日または第5日曜日

【試験時間】
選択式試験⇒10時30分~11時50分(80分)
択一式試験⇒13時10分~16時40分(3時間30分)

【試験形式】
筆記(マークシート形式)  
選択式⇒文章中の5つの空欄に当てはまる語句や文章を20の選択肢から選びます。全8問
択一式⇒5つの文章の中から1つ選びます。全70問

【合格基準】
合格基準は毎年異なります。
平成21年度の合格基準を例にすると、
①選択式試験は、総得点25点以上かつ各科目3点以上(ただし、労働基準法及び
労働安全衛生法、労働災害補償保険法、厚生年金法は2点以上)である者
②択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者

【試験科目】


科目

選択式

択一式

労働基準法及び労働安全衛生法

1問

10問

労働者災害補償保険法

3科目

7問

雇用保険法

7問

労働保険の保険料の徴収等に関する法律

2問

6問

労務管理その他の労働に関する一般常識

1問

5問

社会保険に関する一般常識

1問

5問

健康保険法

1問

10問

厚生年金保険法

1問

10問

国民年金法

1問

10問

合計

8問

70問

試験についての詳しい情報は…
社会保険労務士試験 オフィシャルサイト
http://www.sharosi-siken.or.jp/

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